人を癒す木の力
アトピーには木の家がいいという説に続いて、安眠にも有効だという研究が発表されました。
木のかたわらに人がいて休むという字になるように、木が人に働きかける力には計り知れないものがあります。
温度を一定に保つ
吸水性に優れた木は、室内の余分な湿気を吸収します。
ある実験で、室内の湿気を40%から80%に上げたとき、10cm角×3メートルの木材が1.2ℓもの水分を吸い込んだという結果が出たそうです。
逆に、乾燥した天気が続いた時には木材が水分を放出して潤いを補い、快適な生活環境を整えます。
温度変化が少ない
空気をめいいっぱい含んだ木は熱しにくく冷めにくいので、触れたときに熱かったり、ヒヤッとすることがありません。
手のひらの次に敏感といわれる足の裏にも優しい温度です。
柔らかすぎず、堅すぎず
バスケットボールなど、激しい運動を行う体育館の床は、ほとんどが木でできています。
木には適度なクッション力があり、転倒しても比較的安全でひざや腰を痛めにくいからです。
目にも肌にもソフト
木には紫外線を吸収する力があり、目に過度の刺激を与えません。
また、静電気が起きにくいので肌触りはいつも滑らかです。
木の香りの効き目
森林浴ブームで、木が放つ香りの効用は一躍脚光を浴びました。
昔から「桧で家を建てると風邪をひかない」などと言われていたのも頷けます。
現在では、さらに多くの木の効力が科学的に証明されています。
データ集
科学データで木材の機能性を検証しました。
(「木の塗り壁Mokkun」で提携しているヤマガタヤ産業さんより提供のデータ)