木材の体調への影響

Q: 木材を使うことで体調への影響は?

 

A1: 木材を多く使った施設の入居者の方が心身の不調が少ないというデータが出ています。

 

データ1

健康でいられる木の空間
抵抗力や体力の弱っているお年寄りは、ちょっと転んだり、風邪をこじらせたりしても大事になりかねません。ある老人ホームで、ケガや心身の不調について調べてみると、施設に木材が多く使われている場合の方が、インフルエンザや骨折、不眠などの発生率が低いという結果が出ました。また、病原菌などをよせつけない素材ということで内装を木質化する病院もあるそうです。


資料:全国社会福祉協議会
「高齢者・障害者の心身機能の向上と木材利用-福井施設内装材等効果検討委員会報告書」。
調査期間は平成9年12月から平成10年1月。

A2: 木の中で育ったマウスは長生きできるという実験データがあります。

 

データ2

人も木に囲まれて生活すれば長生きできる
マウスを使った実験では、木製の飼育箱で生活するマウスの生存率が、金属やコンクリートの飼育箱より生存率が高い結果がでています。体重の変化を見ても同様です。


資料:伊藤 他 静岡大学農学部 報告,1987